本選参加チーム

本選発表順は、抽選により、以下の通りに決定。

チーム1


 
代表者
 

 
尾藤太郎
メンバー
 

 
工藤雄太・後藤吉隆
所属
 

 
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
学年
 

 
2年

チーム2


 
代表者
 

 
進拓治
メンバー
 

 
大槻純一・津川民成・村上敏也
所属
 

 
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
学年
 

 
2年

チーム3


 
代表者
 

 
八戸邦秀
メンバー
 

 
池見拓朗・碓氷早矢手・森博樹
所属
 

 
グロービス経営大学院経営研究科経営専攻
学年
 

 
1年

チーム4


 
代表者
 

 
佐々木静恵
メンバー
 

 
青柳徹・荒雄一郎・趙顯玎(「玎」は「王へんに丁」)
所属
 

 
一橋大学大学院国際企業戦略研究科国際経営コース
学年
 

 
1年

チーム5


 
代表者
 

 
立松広成
メンバー
 

 
廣川雄大・藤山圭・村上茉利江
所属
 

 
一橋大学大学院商学研究科経営学修士コース
学年
 

 
2年

チーム6


 
代表者
 

 
木村正博
メンバー
 

 
大島祥平・Christopher McHale
所属
 

 
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
学年
 

 
2年

チーム7


 
代表者
 

 
土屋諭
メンバー
 

 
栗原成悦・黒田晃・山本康裕
所属
 

 
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
学年
 

 
2年

チーム8


 
代表者
 

 
小栗隆史
メンバー
 

 
熊谷年純・村山二朗・吉川千尋
所属
 

 
一橋大学大学院商学研究科経営学修士コース
学年
 

 
2年

チーム9


 
代表者
 

 
堀内岳
メンバー
 

 
石川勝・昇高慶・安田直樹
所属
 

 
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
学年
 

 
2年


審査員講評

本選審査につきましては、以下の3名の方々に実施いただきました。

特定非営利活動法人 日本ターンアラウンド・マネジメント協会 理事長 許斐義信氏


 
  • ケースを作って皆で挑戦して議論するには、いくつか非常に重要な条件がある。まず、特に分析をするケースが課題を的確に記述しており経営分析に値する内容が盛り込まれているかどうか、が重要です。今回は実行委員を中心にケース作成に努力して、更に審査員でもある冨山さんとその会社の方々が協力してくださって、所謂「使える」ケースができました。また第2点目の条件は、ケースに内容がちゃんと現在の経営に関する話題性を取りこんでいるかという点です。その点では、今回作成されたケースには合格点を出して良い、そのような出来だったと評価しています。その意味で、ケースを作るには大変な努力があったはずです。またケースだけではなく、ケースコンペに応募頂いた方々の貢献も大きかったと言えます。皆様は、ケース分析のためにチームを組織し、相当長い時間を使ってケース分析して頂いたお陰で、今回は学生の皆さんの挑戦的で良い分析と発表ができたと思います。関係各位の努力に敬意を表します。
  • さてケースコンペに関する総評をさせていただきます。全体的な感想ですが、一言で言って、ケース分析に関する各チームの発表は非常に面白かった。何が面白いかというと、いろんな意味で深みがあったと思います。3つの角度から深みのある分析だったといえます。
  • 第一の軸は、意思決定過程の個別要素毎に確りした分析ができていました。経営問題の発見、抽出、分析、経営課題の定義、解決案や代替案を時間軸等の構想力を持って選択評価すること、意思決定、リスクを含めてプロポーズに落とし込むこと、それをベースにして全体的にどう構成する、というような作業を皆さんやってきた。
  • 第二の軸は 類似の経営問題を提起したにも関わらず、上記の意思決定過程の中で後半に位置するテーマですが、解決案のアプローチがチーム事に違って非常に面白かった。正に多様な経営問題を扱うことの面白さが再現できていたと思います。この点ですが、本日の発表をお聞きになった皆様は、個人の価値観や経験の基づいた個別の分析に関するフォーメーションを離脱できないということがあった後は思いますが、同時に、固定観念に囚われているという側面だけではなく、逆に問題解決に関して色々な考え方があるなぁ、と思われた方も多かったのではないでしょうか。今回発表しなかった予選敗退チームの中にも、非常に面白い視点がいくつもあった、ということは伝えておきたいと思います。その意味では応募者全チームの発表が聞かれなかったのは残念でした。
  • 第三の軸は、意思決定プロセスの各要素別に、論理性や整合性、具体性、実行可能性などいくつかの抽象的な視点から、審査員間で討議をし、最終的に投票で優秀賞を決定いたしました。その他、プレゼンテーション能力や資料の精緻度なども、付加的に鑑みました。
  • 今回の審査では、上記したように、3つの評価軸を統合して総合的なバランスを見て決定したので、賞をとった2つのチーム以外にも素晴らしい点はたくさんあったし、逆説的にいえば、優秀賞を取ったチームを含めて完璧なレポートというのはなかったといえます。つまり、どのチームも完璧な分析ではなかったのですから、今後も勉学や研究に励み、スキルアップに挑戦する余地が残っている、といえます。敢えて申し上げれば、今回の提案で十分MBAの卒業証書はもらえるレベルだったかもしれませんが、実務レベルでも卒業出来るレベルになるまで、引き続き努力を継続していって欲しいと希望します。

株式会社 経営共創基盤 代表取締役CEO 冨山和彦氏


 
  • 皆さんご苦労さまでした。20年前にスタンフォードのビジネススクールに在籍していたが、その当時の自分と比べるとレベルが高かった。相当皆さん時間を使って頑張ったのではないか。また、もう1点評価できることとして、20分という制限時間の中で全てのチームがよく提案していた。今回のような企業再生のケーステーマだと、ビジネススクールで2年間習った全てのことを盛り込まないと書けないはずであり、よくこれだけの内容を20分程度に織り込んだと思う。自分は冗長なプレゼンがあまり好きではないが、今日は一度も飽きることなく、非常に私としては気持のよいプレゼンテーションだった。
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  • ビジネススクールは学校としてやっているところなので、その中では非常にレベルが高いプレゼンテーションだった。私が20年前に同じケースを与えられても、皆さんのようにここまで書けなかったと思う。皆さんは間違いなく20年前の私よりレベルが高い。それは自信を持ってください。
  • それから、ここまでのケースを作るにあたり、事務局の人は本当に頑張ってくれた。皆さんやってみて分かったように、このケースは現状分析のところに相当いっぱい隠された仕込みがある。10個以上のトラップがあったはず。ほとんど皆さんは見つけてくれたが、トラップを仕込むというのはすごく大変なことなので、最後にあらためて御礼を申し上げたい。

経済産業省 経済産業政策局産業組織課 課長 奈須野太氏


 
  • 第1点に、プレゼンテーションの構成として、お約束の手順というのがある。その手順を踏んで頂く方が、評価が高くなる。まず問題の所在を明らかにし、その対策を立てるわけだが、それにあたり目標を立てることが重要。目標を明らかにすることによって、対策を取る過程で痛みを受ける人に対して、いつになったらこの会社が良くなるのだということが示せる。その時にはスケジュール感を併せて示すことも重要。
  • 第2点として、このケースには必ず挨拶しなければならない論点がある。最初に挨拶しなければならないのは、この会社の財務面での怪しげな点である。第2の挨拶は、この会社は事業面の強みを失いつつあるということ。この強みを改善しないと、帳簿だけ良くしても誰にも信用されないので、強みをしっかりすることが必要。第3の挨拶は、ガバナンスの問題。先代は立派だったが息子はどうも、というありがちなケースなので、その問題を解決すること。
  • 第3点は、以上の論点に関して必ず挨拶をすることが重要な一方で、深入りする必要はなく、リアリティが重要。
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審査結果

3名の審査を総合した結果、以下の結果となりました。おめでとうございます。

優勝チーム


(左から、安田直樹、堀内岳、石川勝)

代表者 メンバー 所属 学年
堀内岳 石川勝・昇高慶・安田直樹 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 2年

準優勝チーム


(左から、栗原成悦、山本康裕、黒田晃、土屋諭)

代表者 メンバー 所属 学年
土屋諭 栗原成悦・黒田晃・山本康裕 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 2年


参加チーム集合写真



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